奥深い餌づくり、gyottosaiはこうやってる【ダンゴ編】

前回はセット釣りのバラケエサについての話題だったが、今回はダンゴの話。

ところで、このサイト、本業でやっているのでアクセス解析をGoogleアナリティクスで結構まめにみているのだが、一番人気があるのが夜釣りでモエビが使えるかどうかという話、その次が名古屋港の魚が食えるかどうかという話。その次がタケノコメバルが名古屋港にも結構いるという話。ヘラブナ釣りについて一番読まれているのが、ヘラブナ釣り人口の減少を憂う辛口記事である。今年の夏はもう一度名古屋港のチヌ、それもできるだけガサガサした感じの黒い奴を食ってみないといけないかもしれない。

そもそも、ヘラブナ釣りにいそしんでいる人の絶対数というのが、まあそういう記事を書いたように減っているわけだし、30代どころか50代でも若手と思えるくらい、年齢層が高い。それと、情報網が仲間内で徹底しているため、インターネットによって情報収集する人の数自体が少ないのではないかと思う。インストラクターでもないしただの個人が書けることというのはある程度限られてしまうわけだが、この釣りの楽しさを広めたいというただ純粋な気持ちと、自分の備忘録、How toをある程度書いていきたいなと思う次第である。欲を言えば、仲間も欲しいし、できれば20~30代と、若い層のヘラブナ釣り師と出会ってみたいと思っている。さてそろそろ本題に行こう。

基本の底釣りでは底釣り独特の配合で

底釣りといっても、季節や水深、鯉の魚影によっていろいろ違ってくる。鯉の魚影が濃いなら濃い味付けのエサは使わないとか、「こい」でしょーもない韻を踏みまくってみたりとか、まあいろいろある。冬場なら凄グルを大きめにつけてただひたすら寝かせるという釣り方で結構いいサイズのへらが釣れるというパターンを得意としているが、春先や秋の野釣りでは積極的にバラグルセットを試している。バラグルといっても、バラケというほどバラケでもなく、底についてから開いてほしいので、そのままダンゴ餌としても待てるようなものにしている。セット編だけではなくこちらにバラグルのエサを書いたのは、バラグルとは言え「やや開く底ダンゴ」という感覚で使っているからだ。

バラグル向けのダンゴ

凄麩1:マッハ1:水1:ダンゴの底釣り夏1

夏が結構水を吸って重くなるので、最初に凄麩とバラケマッハに加水して最後に追い足して締めるイメージ。夏は多少時間をおいてから膨らんでいく餌だが、単体では時間がたつと重く粘りが出てくるので、個人的にはこれを嫌ってマッハの開きのよさを練り具合でコントロールしている。バラグルなので多少開いていい。魚が寄ってきてもアタリが出ないようなら、マッハの麩を練りこんで潰しつつ、手水で柔らかくして散らばりを抑える。

寄せを重視しつつ上ずりを押さえたい、魚を底に貼り付けたいと思ったら粒戦をよく水でふやかして適宜追い足して使う。

友エサの底ダンゴ

凄麩1:バラケマッハ0.5:水1:ダンゴの底釣り夏1.5

凄麩は時間がたっても粘りすぎず、程よく開く性質があるので、底釣りとは言え打ち返しの多い筆者には必要なエサだ。バラグルの時と比べてバラケマッハが減って、夏が増えている。基本通り、耳たぶの柔らかさを目指していくが、バラグルの時よりも粘りを出しつつ、打ち返しのエサ切れがいいようなエサに仕上げる。夏単体より、やはりマッハが内側から外へ外へとエサを膨らますスピードを速める効果がある。

魚が濃くてエサが持たないと感じたら、粘麩を追い足してやる。夏ではなく粘麩なのは、重さを極力変えずにもたせたいからというのと、手に引っ付くような粘りにしたくないというのがある。BBだとちょっと軽すぎる。

浅ダナ向けのダンゴ

凄麩2:ガッテン2:マッハ1:水1くらい

これは春から秋まで、特に夏場の猫が洞池や加福で50枚を狙うようなときに最初に作るエサ。ヒキグロ(イシグロ名東引山店)の店頭POPでも凄麩とガッテンの組み合わせを推奨しているが、基本それで間違いない。筆者は一方通行のアタリをどんどんとっていくが、POPで書いてあるようにひだ池では多分魚影が濃くてマッハなしのほうが安定するのではないかと思うが、マッハ抜きだと多少の粘りが出てかなり軽めのダンゴに仕上がる。マッハを入れる上記のエサだと多少ばらけながら沈んでいくかなり攻撃的な浅ダナダンゴになる。

まずはこれからスタートして、魚の様子を見ながらマッハを抜いて浅ダナ一本と入れ替えた構成にしたりもするし、そのまま残りを使うならBBフラッシュでまとめてやる。

食い渋るようなら下ハリをセット用に切り替えてとろ掛けセットの釣りにする。餌はそのままバラケとして使うが、当然食いの立った魚がいればダンゴに食ってくる。このパターンは真夏でヘラブナがへばり気味でも安定してヒットを稼げる。

カッツケダンゴ

凄麩2:ガッテン2:浅ダナ一本1:水1くらい

マッハの代わりに浅ダナが入ったもの。さらに軽くするならガッテンと一本の比率を一本寄りにする。最初は空気を含ませてふわっと仕上げておくので、この組み合わせでもかなり軽い餌になり、そのままでは多少練っても水に浮く。ハリの重さでゆっくり沈めるようなイメージ。寄り具合を見ては、しっかり練りこんで空気を抜いてやるが、凄麩が投入後にしっかり水を吸うのでガチガチでカラツンが出まくるエサにはなりにくいのではないかと思っている。状況に応じてどんどんいじっていくので、最終的に水気が多くて粘るようなエサになっていくが、水気があるからといって重いわけではないことに注意。なぜなら、水中なら水分が少なくて密度の濃い餌のほうが沈むからだ。

最近カルネバという商品が出ているが、まだ試していない。もしかしたらガッテンと浅ダナにとってかわるかもしれない。というかそれって完全にマルキューのサイトに載っている組み合わせのまんまだし、結構釣り場でも見かける組み合わせだ。買ってもいいけど、まだガッテンと浅ダナいっぱい残ってるんだよな。。。

 

3 thoughts on “奥深い餌づくり、gyottosaiはこうやってる【ダンゴ編】

  • 2020年11月21日 2:27 PM
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    へらのエサ使いについて、素人ながら疑問に思っている事があります。皆さんバラケ性とか比重とかの話ばかり盛んにされますが、それは「釣り人サイド」の使い勝手についての話であって、「魚サイド」から見た話は置き去りになっているのではないか?と思うのです。他の釣りでは、ミミズよりブドウ虫が釣れる、とか今日はセミパターンだよ、ワカサギパターンじゃないよとかそういう餌の「素材」自体の話で盛り上がる事の方が多いと思うのですが。(エラソーなこと言ってすみません。にんにくの「野釣りグルテン」を偏愛している私としてはダンゴエサにおいても「にんにくダンゴ!」とか名打ってメーカーから発売されないかな~と思っているだけです笑)

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    • 2020年11月24日 11:13 AM
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      へらぶなの餌の素材に注目したらどうかというのは、私も考えたことがあります。
      現状、大きく分けてへらぶなが餌と認識して食べているだろう主だった素材は「麩」「グルテン」「マッシュ」「サナギ」「魚粉(ペレット)」あたりかと思います。グルテンは魚の寄りが遅いとか集魚力がないとかいう意見が根強いですが、グルテンがそもそもたんぱく質なのとグルテンとして売られているエサに含まれるマッシュポテトがアミノ酸を含んでいるため、なんかしらのうまみをヘラブナが感じ取っている可能性は否定できないと思います。しかし相対的にサナギとかニンニクより刺激が弱いのだろうと思います。ちなみに麩はそれ自体がグルテンを焼いたものなので、アミノ酸が含まれています。したがって魚の寄りさえよければ「浅ダナ一本」や「ガッテン」のようなほとんど麩でできたエサで釣れるのだと思います。

      集魚力という意味でヘラブナ釣りではもっぱらサナギが用いられますが、粉砕されたサナギを使うと基本的にはばらけやすくなります。この性質を生かすか、殺しに行くかは釣況によりけりというわけです。また、力玉などそれ単体ではヘラブナを誘引しない素材をサナギ粉に漬け込んで締めたものがトーナメンターを中心に好んで使われます。

      で、ざっくり言ってしまうと生エサがスタイルの都合上使えないヘラブナ釣りというゲームの中での集魚力は、アミノ酸含有量と臭いの強弱で決まるのであって、素材の種類はより釣りやすくしたいという人間の都合によって使い分けられるという感じではないかと思います。確かに、素材の比重やタッチの話は多くても集魚力の「内側」についての話題は薄いですね。サナギかペレットが最も強烈なので、たいていはその二種類を入れるか入れないかで話が終わってしまうんだろうと思います。

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  • 2020年11月25日 8:43 PM
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    麩やグルテンにはアミノ酸が含まれており、それ単体でも十分に餌としての魅力を備えているという事ですね(ノ◕ヮ◕)ノ*.✧アミノ酸含有量の事までは考えが及びませんでした💧流石、主様の視点は私のはるか先を行っています…!

    とすれば多くのへら師が集魚剤の種類の事よりもやはりそれ以外の、持つ持たない、開く開かないetc…といった事の方に関心が重点的に行くというのも納得です。

    また一つへら釣りにおいて理解が深まりました。ありがとうございます。
    ふっ……〇キューも分かってないな、なんでどの餌にもにんにく入れないのよ?!とか思っていた昨日までの自分が情けない(T_T)

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