一旦かなりの増水があり、そこから引いてきているとはいえまだ本流で竿を出すには早い、といった状況。釣りになるポイントが限られている状況において、土日はやはり釣り場の選択肢が限られる。
険しくマイナーなポイントを目指すか、あるいは先行者がいたことを承知で難しい釣りをするか。もちろん、粘れば粘るほど、両方を試すことになる。
今月は数人をガイドする予定なので、状況把握と新たなポイントの調査の両方をすすめている。普段あまりいかない支流などにも積極的に入っては竿を出すようにしているが、やっぱりどんどん難しくなっていっている。
お手軽里川ポイントは成魚放流アマゴがポツポツと
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釣れた瞬間は銀色に輝いたのでもどりアマゴかと一瞬期待したが、成魚放流ものだった。もちろん初心者ガイド中に釣れてくれればなんにも文句はない。しかしこの川も200メートルに一匹のチェイス、くらいの難しい状況だった。キャスト練習にはいい環境だが、釣りになるかどうかで言えば微妙だ。
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早い段階で谷に入ってしまえば釣果は伸びると思ったが、今回はガイドすることを想定してキャストしやすいポイントで有望なところを少しでも多く見ておきたい、ということで谷には入らず他の川へ移動。
天然アマゴが釣りたい!
増水中のため、目ぼしいポイントに人が集中して人口密度が上がってしまった状況。よりマイナーな場所へと思案を巡らせ、おそらく先行者があったポイント群の見落としていそうなところを打っていく。
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夕方、ある川でようやくアマゴの連発。リュウキ46Sでテンポよく浅場を通していく。浅いので、反応があると魚影がいくつか猛烈な勢いでルアーを追ってくる。追ってきた渓魚を浅場で食わせるには、絶妙なタイミングで「追いつかせて、口を使わせる」必要がある。かといってシンキングミノーは動きを止めると沈もうとする。ルアーが着底しそうになると魚は反転して帰ってしまう。この限られた間をどうとるか、は見ていて楽しい瞬間だ。
ただ、キャストして着水直後にヒットしてくれるのがラクという意味では最上だとは思う。
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同じ水系でも一本違う支流に行けばまるで違う特徴の魚が釣れてくるのも、渓流釣りの面白さ。そういえばこの日はずっとアマゴが続く。以前来たときはイワナしか釣れなかったのだが、放流が進んでいるおかげだろうか。
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最後の堰堤下で美しいイワナが釣れてこの日は終わり。片付けて車に乗り込んだら夕立が始まった。梅雨入り前なのに、夏の終わりのような天気だった。
この日はアマゴ10ヒット6キャッチ、イワナ2ヒット1キャッチ。人的プレッシャーはあったものの、場所をくまなく探せば十分満足行く場所はまだ残っている。